2人目妊娠中に、切迫流産・早産で安静生活を余儀なくされたら・・
真っ先に考えないといけないのは「上の子のお世話」ですよね
もう小学生以上であれば、
ある程度は自分のことは自分ででき
親の事情もわかってくれるようになりますが
まだ上の子も赤ちゃんのように手がかかる、
年子の妊娠(わたしがそうです)の場合などは
付きっきりのお世話が必要で
親の事情など(妊娠していることさえ)わかりようがありません
我が家が直面したこの危機を
どう考えて乗り越えたか、
また、失敗から学んだ解決策を踏まえて
ご紹介したいと思います
1人目妊娠中の切迫状況
わたしは1人目妊娠の際、
切迫早産により妊娠5か月から自宅安静、
8か月の終わり(31w2d~36w0d)から約1か月入院安静となりました
初めての妊娠ということもあり、
求められる<安静>のレベルがわからず
簡単な家事(料理・掃除等)はしていましたし
近くのスーパーへの買い出し、たまに友人と外食ランチもしてしまっていました
その結果が、「入院安静」に繋がってしまったのかも?
とも思います・・・
とはいえ、そのとき周囲が特別なサポートをしてくれたかといえば
特にありませんでした
しいて言えば実母がたまに家に来て
作り置き料理などを置いて行ってくれたり
話し相手になってストレスを軽減させてくれたことくらいでしょうか
夫は、コロナ禍であるにもかかわらず
友人に誘われれば終電の時間まで飲みに行ったり
私が切迫で料理できないと言うと
「いーよー、俺の分はコンビニで買ってくわー!」
と言うだけの人でした
(本来、妻が妊娠中で安静が必要なら、
自分だけ遊んでコロナもらっても危険だな、とか
妻の分も栄養のあるもの作るor買わないとな、とか少しでも考えませんかね?)
でも、特別なサポートが必要なかったのは
いつでも自分が休みさえすればそれでよかったからです
自宅安静中は産休前で仕事をしていた期間もありますが、
事情を話して在宅勤務中心にしていただいていました
2人目妊娠中の切迫状況
2人目妊娠が発覚したのは、長女が1歳手前のころ
切迫でなくとも悪阻や身体の変化でぐったりする日々の中で
娘が抱っこをせがんだり、お散歩ブームが到来し、
お世話が大変になってきたと痛感し始めていました
我が家の当時の状況は、
●夫・・・週2日出社、週3日在宅勤務
●わたしの実家・・・両親ともに健康、無職で基本在宅。我が家までの距離=約1時間(車)
●夫の実家・・・両親ともに健康、義父のみ現役勤務。我が家までの距離=約40分(車)
●娘の懐き具合・・・夫→大好き/わたしの両親→大好きで1人でも泊りに行ける/夫の両親→毎回会うたびに泣き、しばらくすれば慣れるものの1人で預けることは無理
1人目の切迫安静&入院の経験から
今回も同様のことが起きる想定ができたので
そうなった場合のシミュレーションを夫としました
(夫はシミュレーションや、まだ起こっていないことの計画が嫌いで
そのときになればなんとかなるっしょ!タイプなのでこれまた何度もイラっとしたのですが・・)
上の子お世話のシミュレーションと準備
平日日中は保育園
ひとつ幸いだったことは
わたしは育休中でしたが
保活の一環で「来年必ず復職する」ために
年度途中でたまたま空きが出ていた
条件のいい無認可保育園に娘を預けていたことです
預かり時間はその園の最短(6時間)ではあったものの
丸一日娘と付きっきりでなくていいことはとても助かりました
送迎は、夫の週2日の出勤日だけ私が担当し
週3日の在宅勤務日は夫が担当してくれていました
万が一、切迫早産で入院になった場合には
わたしは送迎も一切できなくなるので
そのときは預かり時間を延長しようということにしました
・・・・
余談ですが、預かってくれた保育園の先生の言葉にとても救われました
「切迫でなくても妊娠生活自体、長く大変じゃないですか!
上の子のお世話をひぃひぃしながらワンオペでするより、
頼れるところに頼るほうがみんなハッピーですよ。娘さんもお友達たくさんできて楽しんでいます
妊娠中にお子さんを預けている親御さんはけっこういるので、園にできるサポートはいくらでもさせてくださいね」と
正直わたしは、
来年以降の確実な復職のための入園、
デメリットよりメリットが多いと個人的には考えている保育園、ではあるものの
育休中に預けているということに後ろめたさはあったので
こんなふうに温かい言葉をかけてくださる先生のもとに娘を預けられて幸運でした
週末は両方の実家
両実家が幸い車で1時間以内の距離のため、
平日は保育園+ワンオペで疲れるであろう夫が
身体を休めるためにも実家に行くというシミュレーションをしました
夫は人見知りが激しいので(さすがにいい年して親戚付き合いもろくにできないのはどうかと思うものの…)
・わたしの実家へは娘のみを預けて泊まらせる
・夫の実家へは娘と夫も一緒に泊まる
ということを想定し、両方の実家へ模擬宿泊を始めました
わたしの実家へのお泊りシミュレーションは
わたしが行いました
わたしの両親にとっても懐いている娘は簡単にこれをクリア
我々親がついていなくても1~3泊ほど楽しく泊まることができました
一方、夫の実家へのお泊りはハードルが高く
我々親が少しでも娘のいる部屋を離れると大号泣
お泊りどころか小一時間預けるといったこともできそうにありません
でも、夫が一緒だと次第に慣れて、泊まることもできたので一応クリア
もちろん両方の親の都合もあるので
毎週末頼るわけにはいかないものの
あらかじめ、両家親には、
・切迫のために入院がありえること
・その際はご協力いただけたら嬉しい
ということを妊娠報告とともに伝えました
いざというときは近所の知人に頼む
我が家の徒歩20分以内に
わたしの親友家族(1歳、4歳の子のいる4人家族)が住んでいます
仕事のこと、家庭のこと、なんでもタブーなく相談できる仲で、
ふだんはお互いの育児にはさほど干渉しあわないのですが
いざというときは宜しくお願いしますと
改めて伝えておきました
常にわたしの身体や気持ちを気遣って
色々と積極的に行動してくれたり
優しい言葉をかけてくれる
頼りになる友人です(夫よりも・・)
そこまで親しい間柄ではなくとも
少し頼れる知人が近くにいたなら、
緊急時には最終手段として頼みの綱になるかもしれません
(たとえば自分が出血して病院行かなければいけない場合、夫が帰宅するまでの時間に
一時的に娘の預かり先として、など)
そのときのために、
事前に状況説明と、頼れる関係づくりをしておくとスムーズかもしれません
夫のワンオペ教育
夫は育児に関しては
①料理と、②夜間対応、③その他庶務(予防接種や健診日の管理、病院予約、保育園との連絡やりとり、出かける前の準備等←いわゆる、名もなき育児)以外はひととおりのことができます
むしろ、遊びに関してはわたしより向いているのではと思えるほどだったり
病院や出掛ける際の車送迎をまめにやってくれるのは
ペーパードライバーな私はできないことで、とても助かっています
ただ、ひととおりのことが
「できる」ことと「やっている」こととの間には雲泥の差があります
夫は第一子でも第二子でも育休をとっていません
(会社として制度はあるものの、年収下がる…とか前例があんまりないから云々…と言って
要は取りたくないようです)
緊急時には会社を休んだり早退したり、
在宅勤務日には隙間時間で育児を協力してくれたり、
夫なりに積極的に育児参加しようという意思は感じられるので
仕事をなるべく優先したい夫の気持ちも尊重しようという思いがありますが
(とはいえ自分は別寝室で夜もひとり時間を過ごせたり、朝までぐっすり眠れたり
金曜の夜は友人とオンラインゲームしたり、土曜の午前はいまだに趣味のテニス通いしてることには
ずっとモヤモヤしていますが)
細切れにふだんやってる育児を
連日継続的に一人でやるということを
夫は知りません
わたしがいなくなるシミュレーションでは
夫の育児の穴をつぶす必要があったため
そこを特訓しました
① 料理について
今は色々と便利な市販の幼児食もあるので
それを頼ることも前提にしつつ最低限のレシピを伝え、実践してもらいました
卵焼き/味噌汁/野菜たっぷり鶏ガラスープ/オートミール豆乳粥
偏食がちな娘があれこれ食べてくれなくても、
これさえあげておけばなんとかなるよというもので、
この他は料理不要のパンや果物、ヨーグルト、焼くだけのウインナー、茹でるだけの野菜で十分です
夫は1回作れば要領を得たようで、
「もういける」と言い、スープは自分のためにも何度か作ってましたが(私が料理できないとき)
シミュレーションとしては終了
入院期間以外の日は結局わたしが臨月でも作り続けるスタンスは変わりませんでした
② 夜間対応
おそらく夫にとって一番のストレスはこれかと思います
夫はもともと睡眠が浅くて小さな物音でも起きてしまい
二度寝しようにもできない人
そのため娘との別室を希望され、
生後3か月頃までの夫婦シフト制の夜間対応以降は
ずっとわたしが娘と同室で寝ています
この話を子供のいる友人たちにすると
全員が「甘い」と言います笑
眠れない体質とか、親の都合なんて子には関係がないし
みんな自分の今まで通りの生活なんてできない中
夫婦で大変さを共有しあい成長していくのに、
自分は眠りが浅いから夜間はよろしく。なんて通用するか!と
わたしも友人にそう言われると、そうだよな…という気になるものの
実際、夫が十分に眠れなくて仕事に支障が出てはわたしも不本意なので
今はこの体制でいいと思っています
でも復職したり、2人目ができたらこの限りではない・・・