妊娠がわかったら母子手帳をもらって、いよいよ産院へ
でも産院ってどう選べばいいんだろう?
ここでは産院の種類や、どのようなマタニティライフ・出産を迎えたいか
自分に合うチェック項目をご紹介したいと思います♪
産院の種類
①総合病院
②産科・産婦人科専門の病院
③助産院
①総合病院
産婦人科以外にもほとんどの診療科がそろっている病院で、ベッド数が100床以上、医師が多く、設備も整って います。 (大学病院もここに含まれます)
- メリット
小児科や内科も併設されているため、合併症がある場合や、ハイリスク妊娠の場合、分娩時に緊急事態が起こった 場合にすみやかに適切な処置を受けることができる - デメリット
医師が多いため、毎回健診のたびに担当医が変わったり、診察の待ち時間が長い・診察があっさり短いということが多い。また、大学病院の場合、研究機関を兼ねているため、診察や分娩に学生や研修生が立ち会うケースも多い
~わたしや友人の体験談~
いい点もよくない点も、「総合」であって「専門」ではないため、様々な患者さんがたくさんいて妊婦さんだけが優遇される雰囲気はない。そのためほかの患者さんからの病気(風邪やコロナなどの感染症)ももらう可能性がある。
健診の待ち時間も長く(会社を休むとなると1日がかりとなることも)、先生との関わりも懇切丁寧というよりは機械的になりがち。
ただ、やはりハイリスク妊娠の場合や、NICUのある病院も多いため早産にも対応できる安心感がある
②産科・産婦人科専門の病院
診療科目を産科・婦人科に限定していて、医師の人数や設備は病院により様々だけれど総合病院ほどではないことがほとんどです。
- メリット
総合病院に比べると医師やスタッフの数が少ないため、同じ担当医に初診から産後まで診てもらえたり馴染みのスタッフができたり、ちょっとした相談事もしやすい雰囲気やゆとりがある
患者が妊婦しかいないためアットホーム感もあり、診察待ちもさほど長くはならない(※病院によります) - デメリット
合併症や分娩時に何かあったとき、また、早産になった場合など、産科以外の医療処置が必要となるときに対応できず、提携している総合病院へ転院の可能性がある
~わたしや友人の体験談~
総合病院にはない丁寧さ、アットホームさがあるので初産の方は特に不安なく通える。高齢出産でもなく持病もない方であればこちらを選んで問題ないかと思うけれど、ハイリスク妊娠にあたる方はいざというときの備えのない専門病院は少し心もとないかもしれない。いざというとき転院がスムーズであればいいが、コロナなどで総合病院側も受入れキャパを超えると、転院できずたらいまわしになるリスクが大きい
③助産院
助産師資格のある人が10床未満のベッド数で入院・分娩施設をもって開業している産院。医療行為を行えないため、あくまで自然分娩の手伝いといったかたち
- メリット
家庭的な雰囲気のなかで精神面をフォローされながら出産に臨める - デメリット
医師がいないため一切の医療行為ができないため、リスクのない妊娠経過・出産状態であることが条件となる
希望のマタニティライフ・出産スタイルは?
なるべく自然に近くアットホームな雰囲気の中で、精神的にフォローされて過ごしたいか
万一のときにも万全な医療対応のできる中、合理的に説明を受けることで納得しながら過ごしたいか
普通分娩がいいか無痛分娩がいいか・・
人それぞれ希望が違うと思います
そこで選ぶ際のチェック項目をあげたいと思います
✅病院と家との距離
人気・有名な産院で産みたいと思っても、出産までは健診で何度も足を運ぶことになりますし、
急遽症状を診てもらうことや、陣痛が早まるケースもあり、病院が遠いと身重な中なにかと大変です。
✅病院のポリシー
①②の病院の場合ですが、医療行為ができる中でもなるべく自然重視のところと最新の医療行為に躊躇のない
ところとあります。たとえば出産予定日前の計画分娩をよしとするところとそうでないところ。無痛分娩を
よしとるすところとそうでないところ。妊婦の体重増加に厳しいところとそうでないところ。…etc.
✅施設の充実具合
病院の規模・古いor新しい・4Dエコーがあるか・食事がおいしい
✅医師の症例・数
最近流行りの無痛分娩を可能とうたっていても、その症例数が少なかったり麻酔科医ではない医師が行っている
などのケースもあります。また医師が院長のほか1人、などだと急なお産に速やかに対応してもらえるか不安も
あります
✅選択肢の多さ
病院が、固定ではなく妊婦の希望を聞いてくれる幅がどれだけあるか
入院時→大部屋or個室
出産時→バースプランは聞いてもらえるか/母子同室or別室/家族の立ち会いOKか
出産後→母乳主義orこだわらない
✅費用
都心部の交通の便のいいところや、大規模で設備が充実しているところは健診時から費用は高いです
高くついても絶対と思える強い希望があるか
なるべく費用を抑えたいかの兼ね合いも重要だと思います
わたしの選んだ産院
最後に、わたしが選んだ基準について紹介します(ご参考までに・・)
①通いやすさ(アクセスの利便性)・・・わたしは共働きで、健診は仕事の合間を縫ってになるため通いやすさが最
重要でした。駅から徒歩5分以内の病院にしました
②家から近い・・・①と似ていますが、アクセスの利便性だけでなく家からの距離も近く、万一のときは歩くことも
できる距離の病院にしました
③専門の産婦人科・・・総合病院ではなく産婦人科のみの産院にしました。妊娠時はハイリスク妊娠ではないと病院
の先生に言っていただいたこと、できれば緊張感のないアットホームな病院がよかったため
④最新の設備と実績があること・・・HPや口コミで、実績はあるけれど設備は最新。院内がホテルのようにきれいと
いう、芸能人も多く通う少しお高めの病院にしました。ホテルのようにきれいである必要はなかったけれど、一生
にそう多くないであろう妊娠にある程度のお金を払っても快適な10か月を過ごせるほうがいいなと思ったためで
す。
結果的に、とても大満足でした。
費用は健診(全14回)で補助券以外の実費だけで10万円超えたし💦
出産では100万円超えましたが💦
(健診は補助券のみでまかなえる病院も多く
出産の平均費用は東京で60万ほど(全国ではもっと低い)ということを踏まえるとやはり高い・・)
おかげで快適なマタニティライフを送ることができました
ただ、8か月から切迫早産で入院になったため
NICUのないこちらの病院ではいざというとき分娩処置を行えないため
正期産まで強制入院となったときは
総合病院であれば早産でも対応できたのかなと思いはしました・・
コロナ禍だったので搬送がうまくいくかも危うく、
なんとしても絶対安静で治さなくちゃ!というプレッシャーが
わたしにも先生にもありました
でもコロナ禍という点は特殊なので平時にはあまり考慮しなくてよさそうです
(コロナ患者を受け入れている総合病院よりも、絶対禁止にしている専門病院のほうが通っている妊婦さんにとっては感染リスクがないので安心ととらえる人もいれば、いざ“自分が”コロナに感染しても診てもらえるから総合病院は安心ととる人もいるでしょう)
みなさんが居心地のいい病院で
リラックスしたマタニティライフを送れますように・・